ひとつひとつの彫りが丁寧に描かれた大日如来や仏様の象徴である蓮の花がまるで写真のようです。立体感のある不動明王、線で表現された弘法大師との構図もそれぞれが引き立てられており、作品を前に手を合わせて拝んでしまうようなリアルな作品に描かれています。
水面に映った京都の庭園が鏡池のようです。庭園の景色の緑は濃淡やぼかしで描かれており、五重塔が際立って見えます。五重塔の屋根、窓、細かい部分まで丁寧に作成されていて、癒しを感じる作品に仕上がっているように思います。
満開の桜が見事ですね。これは白雲橋でしょうか。町の一大動脈である八幡堀の春の景色が繊細に描かれています。観光名所である八幡堀の趣が見事に表現されている作品だと思います。